2012. 07. 06
前置きの長い自慢(?)話
あのね、上司がのんびり屋さんな訳ですよ。
オーストラリア人は往々にしてのんびり屋さんだけど、私の上司はかなりの重症ののんびり屋さんでしてね。 仕事でも、何かしらの依頼が来たり何かやらなくちゃいけない事が有ってもすぐに絶対にやらないのさ。 で、やらなくちゃね―とは言うんだけど、いつまでたっても着手せず、そのうち忘れちゃう、っていう事の繰り返しなわけで、結構色々な人から怒られているのよね。 困ったもんで。
ってなわけで、何を返事しなくちゃいけないかをわかっている場合は、のんびり出来ない私がどんどん代筆しちゃうのです。 って偉そうに言ったけど、私は弁護士じゃないので適当に私が書き散らした文章がなんの役にも立たなかったり、全然必要な事を言っていなかったりする事も結構あるんだけどね。
でも代筆した下書きの手紙があるだけで私から上司に、もう下書きまで出来ているのよ、あなたがチェックしてくれれば仕事が進むのよ、え、なに、まだチェックしてないわけ? そろそろお願いしますよ―、そろそろ見ました? オッケーですか? 清書しちゃっていいですか? え、まだ見てないの? みたいに日々上司にプレッシャーをかけられるので仕事がちょこっと早く進むのです。
仕事にいつまでたっても着手しない割には、一度手紙や文書を書き始めると、私にはもう違いがわからないような小さな英語のニュアンスにめちゃめちゃこだわって何度も書き直しをしたりする完璧主義の所もあったりしてね。私からしたら、I am going to...と、I will...って同じ事を意味しているって思っていたんだけど、上司の中では何かが違うみたいで使い分けていたり、I plan to do xxxxと、I anticipate to do xxxとか、もー同じだべ? って私が思っちゃうような言い方を使い分けたり、まー、弁護士って言うのは文章のプロであるべきだからか、なんか細かいのよ。 で、いつまでたっても仕事は進まないんだけどね。
色々規則はあるみたいで、同じクライアントに宛てた書類の中で(別の時期に送られていたとしても)同じ意味を指す場合は必ず同じ単語を使わないといけなかったり、同じ単語でも大文字と小文字を使い分けていたら、違う事を意味したりするらしいんだよね。
例えば、 書類内で、House, Property, Residential Property, Premisesって違う言葉を使って“家”を表現した場合、それぞれはすべて違う“家”の事を意味しているわけで。 あと、これは常識範囲内なのかもしれないけど、Contractって言ったら何かしらの対象となる契約書をいみするんだけどcontractって言ったら一般的な契約書を意味する、とか同じ書類内のMembersと、membersは別のメンバーを指していたりとか。 文章を書くにもそれなりに気を使う必要が有るのです。
でも、カズ曰く、新聞や雑誌なんかのメディア向け文書は同じ意味でも別の単語にしたり別の言い方を使ったりして書く事が有るらしいので業界によって色々ルールはあるんだろうな。
・・・でね、こんな長い前置きを書いて、何が言いたいかというとね、まぁ、要するに自慢したい事があるんです、えぇ。
ってなわけで、自慢させてください、行きまーす。
あのね、ヨーロッパのビジネスパートナーに現状報告をしなくちゃいけなかったんだけど、上司が例のごとくいつまでたっても返信の手紙を書かないので、私が代筆したのです。
WORDドキュメントで3ページ半(ええ、Times New Romanフォント、サイズ11.5ですので、かなりの長文ですよ、えぇ。)書いたわけです。
そして上司に下書きを見せた所、すぐにチェックしてくれたのですが、WORDドキュメントで3ページ半、Times New Romanフォント、サイズ11.5で3ページ半の長文(大事な部分なので2回言いました、ここテストに出ます)にも関わらず、1か所の訂正だけでOKが出ました。 この1か所も、複数形にすべき単語にSをつけ忘れたというだけの単純ミスでした(このミスが無ければ100点だったのに! くやしー)。 あ、単純ミスとかいいながら、私いつもこの単語にSをつけ忘れるのよね。 Detailって文字なんだけど私、何故かいつも単数形でしか使わなくて、上司にいつもDetailsって直されるのさ。 で、今日も例のごとくしつこく間違えて「だから複数形だって、Details!」って言われながら直された。
いやー でもね、なんていうか、うれしーねー。
今までも何度か私が下書きをした文章で一発OKは有ったのですけど、そういう文書って大体1ページとか半ページとかの短い文章でして。 しかも書いていた事も、大したことじゃない内容だったりしたのですけどね、今回の、これはマジですから。 何を書いてくれ、とかも言われていない状態で「サチがわかっている範囲だけでいいから、適当にかいてくれ、必要な事が有れば俺が後から足すから」って言われただけで私が何を書くかを決めて、書く順番をきめて、文章の構成も決めて書いた文章なの。
しかもね、私の前に上司と話していた弁護士(オーストラリア人)が書いた手紙を上司は、床に投げ捨てて、「なんだこの英語は。お前は大学出てるんだろう。すべて消して1から書き直してこい」って怒っていた直後だったので、あぁ、タイミング見誤った…っておもいながら、「あ、あたしオーストラリア人じゃないし、英語母国語じゃないから笑」とか言いながら恐る恐る提出した文章だったんだけどね。
いや、ね、日本に居て、日本語で文章を書いてそれが上司から一発OKをもらったからって何も嬉しくもないと思うけどやっぱり日々言いたい事が100%完璧に言える事はほとんど無く、1日に何度も単語が出てこない、っていう状態過ごしていて、いつまでたっても英語は上達しないなーアタシ、って思っていたりすると、こういうちょっとの事でも凄く嬉しくなるわ。
って言っても、なんかやっぱり、理想とする英語力には到底到達していないんだけどねぇ。 いつか到達したいなーって思うんだけどなー。 オーストラリア人が気を使って「…サチは英語がうまいよ?」って言ってくれているうちは、私の英語はまだまだ何だろうなと気付きました、最近。 どんなにアクセントが有っても本当に英語がうまくてペラペラ人にはオーストラリア人は英語がうまいね、とは言わないもんな。 同僚のマレーシア出身の弁護士(英語ペラペラ、でもアクセント有り)は誰からも英語力についてコメントをされた事は無い、って言っていました。 そりゃそうだ、オーストラリア人から見ても同等、もしくはオーストラリア人以上の英語の実力を持っているんだもんなぁ。
私も、「君の英語は上手だよ」ってオーストラリア人から言われない位、英語が上手になりたいものだわ。
オーストラリア人は往々にしてのんびり屋さんだけど、私の上司はかなりの重症ののんびり屋さんでしてね。 仕事でも、何かしらの依頼が来たり何かやらなくちゃいけない事が有ってもすぐに絶対にやらないのさ。 で、やらなくちゃね―とは言うんだけど、いつまでたっても着手せず、そのうち忘れちゃう、っていう事の繰り返しなわけで、結構色々な人から怒られているのよね。 困ったもんで。
ってなわけで、何を返事しなくちゃいけないかをわかっている場合は、のんびり出来ない私がどんどん代筆しちゃうのです。 って偉そうに言ったけど、私は弁護士じゃないので適当に私が書き散らした文章がなんの役にも立たなかったり、全然必要な事を言っていなかったりする事も結構あるんだけどね。
でも代筆した下書きの手紙があるだけで私から上司に、もう下書きまで出来ているのよ、あなたがチェックしてくれれば仕事が進むのよ、え、なに、まだチェックしてないわけ? そろそろお願いしますよ―、そろそろ見ました? オッケーですか? 清書しちゃっていいですか? え、まだ見てないの? みたいに日々上司にプレッシャーをかけられるので仕事がちょこっと早く進むのです。
仕事にいつまでたっても着手しない割には、一度手紙や文書を書き始めると、私にはもう違いがわからないような小さな英語のニュアンスにめちゃめちゃこだわって何度も書き直しをしたりする完璧主義の所もあったりしてね。私からしたら、I am going to...と、I will...って同じ事を意味しているって思っていたんだけど、上司の中では何かが違うみたいで使い分けていたり、I plan to do xxxxと、I anticipate to do xxxとか、もー同じだべ? って私が思っちゃうような言い方を使い分けたり、まー、弁護士って言うのは文章のプロであるべきだからか、なんか細かいのよ。 で、いつまでたっても仕事は進まないんだけどね。
色々規則はあるみたいで、同じクライアントに宛てた書類の中で(別の時期に送られていたとしても)同じ意味を指す場合は必ず同じ単語を使わないといけなかったり、同じ単語でも大文字と小文字を使い分けていたら、違う事を意味したりするらしいんだよね。
例えば、 書類内で、House, Property, Residential Property, Premisesって違う言葉を使って“家”を表現した場合、それぞれはすべて違う“家”の事を意味しているわけで。 あと、これは常識範囲内なのかもしれないけど、Contractって言ったら何かしらの対象となる契約書をいみするんだけどcontractって言ったら一般的な契約書を意味する、とか同じ書類内のMembersと、membersは別のメンバーを指していたりとか。 文章を書くにもそれなりに気を使う必要が有るのです。
でも、カズ曰く、新聞や雑誌なんかのメディア向け文書は同じ意味でも別の単語にしたり別の言い方を使ったりして書く事が有るらしいので業界によって色々ルールはあるんだろうな。
・・・でね、こんな長い前置きを書いて、何が言いたいかというとね、まぁ、要するに自慢したい事があるんです、えぇ。
ってなわけで、自慢させてください、行きまーす。
あのね、ヨーロッパのビジネスパートナーに現状報告をしなくちゃいけなかったんだけど、上司が例のごとくいつまでたっても返信の手紙を書かないので、私が代筆したのです。
WORDドキュメントで3ページ半(ええ、Times New Romanフォント、サイズ11.5ですので、かなりの長文ですよ、えぇ。)書いたわけです。
そして上司に下書きを見せた所、すぐにチェックしてくれたのですが、WORDドキュメントで3ページ半、Times New Romanフォント、サイズ11.5で3ページ半の長文(大事な部分なので2回言いました、ここテストに出ます)にも関わらず、1か所の訂正だけでOKが出ました。 この1か所も、複数形にすべき単語にSをつけ忘れたというだけの単純ミスでした(このミスが無ければ100点だったのに! くやしー)。 あ、単純ミスとかいいながら、私いつもこの単語にSをつけ忘れるのよね。 Detailって文字なんだけど私、何故かいつも単数形でしか使わなくて、上司にいつもDetailsって直されるのさ。 で、今日も例のごとくしつこく間違えて「だから複数形だって、Details!」って言われながら直された。
いやー でもね、なんていうか、うれしーねー。
今までも何度か私が下書きをした文章で一発OKは有ったのですけど、そういう文書って大体1ページとか半ページとかの短い文章でして。 しかも書いていた事も、大したことじゃない内容だったりしたのですけどね、今回の、これはマジですから。 何を書いてくれ、とかも言われていない状態で「サチがわかっている範囲だけでいいから、適当にかいてくれ、必要な事が有れば俺が後から足すから」って言われただけで私が何を書くかを決めて、書く順番をきめて、文章の構成も決めて書いた文章なの。
しかもね、私の前に上司と話していた弁護士(オーストラリア人)が書いた手紙を上司は、床に投げ捨てて、「なんだこの英語は。お前は大学出てるんだろう。すべて消して1から書き直してこい」って怒っていた直後だったので、あぁ、タイミング見誤った…っておもいながら、「あ、あたしオーストラリア人じゃないし、英語母国語じゃないから笑」とか言いながら恐る恐る提出した文章だったんだけどね。
いや、ね、日本に居て、日本語で文章を書いてそれが上司から一発OKをもらったからって何も嬉しくもないと思うけどやっぱり日々言いたい事が100%完璧に言える事はほとんど無く、1日に何度も単語が出てこない、っていう状態過ごしていて、いつまでたっても英語は上達しないなーアタシ、って思っていたりすると、こういうちょっとの事でも凄く嬉しくなるわ。
って言っても、なんかやっぱり、理想とする英語力には到底到達していないんだけどねぇ。 いつか到達したいなーって思うんだけどなー。 オーストラリア人が気を使って「…サチは英語がうまいよ?」って言ってくれているうちは、私の英語はまだまだ何だろうなと気付きました、最近。 どんなにアクセントが有っても本当に英語がうまくてペラペラ人にはオーストラリア人は英語がうまいね、とは言わないもんな。 同僚のマレーシア出身の弁護士(英語ペラペラ、でもアクセント有り)は誰からも英語力についてコメントをされた事は無い、って言っていました。 そりゃそうだ、オーストラリア人から見ても同等、もしくはオーストラリア人以上の英語の実力を持っているんだもんなぁ。
私も、「君の英語は上手だよ」ってオーストラリア人から言われない位、英語が上手になりたいものだわ。
スポンサーサイト
COMMENT▼
コメントの投稿
TRACKBACK▼
http://bera0302.blog103.fc2.com/tb.php/571-12f7fdca